サロン経営で絶対に把握しておきたい5つの数字とは

エステサロン、理美容室、ネイルサロン、治療院などのサロン経営は絶対に把握しておく5つの数字があります。仕入れや経費がかからない商売なので、どんぶり勘定になってなってしまいがちの人が多いと思います。中には数字が苦手という経営者もいるかもしれません。

しかし、最低限の数字を把握せず継続的に利益を上げていくことは可能でしょうか?数字がわからないということは、力を入れるべき部分も行動も曖昧ということです。

なぜ、数字を把握しなければいけないのか?次のケースで考えてみてください。

Aサロンは5年間サロンを経営していて、年間100人の新規客が来店してくれます。新規客は来店1年目から5年間だいたい同じ数字です。現状毎月の売上は50万円平均。来客数は新規既存客合わせて50人です。

Aサロンの毎月の売上50万円を80万円に引き上げるためには何をすれば良いでしょう?

この程度の数字は誰でも把握していると思いますが、これでは何をやれば良いかわかりませんよね?年間100人、5年で500人の新規客が来店してくたわけですが、毎月の平均来客数は50人。ということは、ほとんどの人はどこかで離れてしまっているということです。

売上は3つの要素で作られてます。

顧客数(50人)×客単価(8000円)×来店回数(月1.25回)=50万円

この数字を少しだけ変えて計算してみましょう。

顧客数(60人)×客単価(9000円)×来店回数(月1.5回)=81万円

客数を10人アップ、客単価を1000円アップ、来店回数を0.25回アップ、これができれば50万円が80万円になるわけですね。

顧客を増やすためには、カウンセリングやコミュニケーションに力を入れてお客様のことを知ることができれば数字は上がります。客単価は、グレードアップメニューやオプション販売で数字が上がります。来店回数はニュースレターやSNSなどで継続的なフォローを行うことで数字が上がります。

このように、最低限の数字を把握することで具体的な対策が見えてくるわけです。エクセルや管理ソフトが使えなくてもノート一冊あれば最低限の数字は計算ができます。

サロン経営は次の5つの数字を絶対に把握しておくべきです。それができるだけで、売上の上げ方がはっきり見えてくるはずです。数字に弱い方も、できるところから実践してみてください。

サロン経営で絶対に把握しておきたい5つの数字

【数字1】売上を把握する

・1日売上(平均値・累計)
・月間売上(平均値・累計)
・年間売上(平均値・累計)

【数字2】客数を把握する

・新規客数(来店動機別)
・既存客数

【数字3】客単価を把握する

・客単価(月単位)
・客単価(累計)

【数字4】リピート率を把握する

・月間リピート率(月間既存客数÷累計新規客数)
・リピーターの割合(月間既存客数÷月間総顧客数)

【数字5】顧客別売上

・顧客別売上(月間・年間)
・顧客別売上ランキング(上位客を把握)

 

 

 

 

 

関連記事

  1. 【メルマガ】未来へと続く小さな会社の仕組み作り

  2. 小さなお店のリピート集客セミナー

  3. リピート客が増えない原因は「お客様が忘れてるだけ」は本当なのか?

  4. このブランド「が」いいと感じてリピート購入している顧客とは

  5. 毎月料金が発生する安定ビジネスの仕組みを作るために

  6. 予約が取れない焼肉店とガラガラの焼肉店の違い

認定コンサルタント