週に1回の1人ミーティングが将来を大きく変える!仕事と時間に終われる経営から抜け出すために

仕事と時間に終われる経営から抜け出すために

忙しくて打ち合わせの時間すら作れない。将来に向けてもっと真剣に経営のことを考えたいけどその時間がない。時間の使い方を間違えてしまうと、経営者本来の仕事ができなくなってしまいます。

全てを自分でやらないで人に任せる。という考え方もありますが、そもそも少人数ビジネスの場合、任せる人がいなかったり、スタッフを増やすまではできないという人もいます。

でも、毎日忙しいし全然考える時間がない。次のこともできない。堂々巡りになってしまうわけですね。

ここで重要なことは、仕組みよりなにより「これからの商売をどのようにしたいのか」を明確にする必要があります。自分が本当にやりたいこと、経営者としての理想の姿、会社の将来像、これらのことを明確にすることで、今最も重要なことが何かが見えてきます。

お金で時間を買い、時間でお金を稼ぐ

もしお金で自分の時間を増やせるなら迷うことなく時間を買うと思います。それだけ時間が貴重であることを知ってるからです。楽をしたいとかそういうことではなく、自分にしかできない「重要な仕事だけ」をやりたいからです。

自分が担当するクライアントのためにはしっかり時間を使いたいし、これからの戦略や計画を作ったり、交流や学びの時間も欲しい。もっと効率よく会社全体が回る仕組みも作りたい。

そのためには、「ビジョン」「課題」「自分の仕事」この3つは絶対に明確にする必要があり、それを考える時間を作ることが、時間に追われる経営から抜け出す第一歩ではないでしょうか。

そうは言っても日々の売上が気になる

自分が動かないと売上にならない。売上を上げるためには自分の時間が必要。結局、今の売上のために時間を使い切ってしまう経営者がほとんどなのです。

考えてみてください。このようなケースだったとして、あなたならどのように考えますか?

経営者が200時間の労働をして100万円売れる仕事をしている。
200時間は25日営業×8時間の計算

A:十分それで満足
B:まだ売上を増やしたい
C:もっと自由になる時間を増やしたい

Aの方は満足しているので何も問題ありませんね。

Bの方はまだ売上を増やしたい人です。単価を上げるか、自分以外の人を使って売上を上げるかなのですが200時間を使い切ってる状態なので、準備に時間をかけることができません。

Cの方は自由な時間が欲しい人。でも200時間の労働を100時間にしてしまうと、売上も半分になってしまいます。

時間を買いお金を稼ぐ考え方

目先の利益を中心に考えてしまうと、200時間労働100万円の売上は維持できても、それ以上にはならないものです。気合いで300時間仕事をするのもありかもしれませんが、集中力や効率を考えると賢い選択とはいえませんね。

50時間を他のことに使い、売上を「75万円+α」の売上にする
25万円で自分の仕事を手放し、50時間の時間を作り「100万円以上」の売上にする

200時間で100万円の労働売上
150時間で75万円の労働売上
50時間で25万円以上の利益アップを考える

とにかく、未来のための時間を作らないことには、先には進まないということです。

忙しい経営者が減らすべき仕事と減らす時間

経営者が減らすべき仕事とはなにか?重要な仕事を減らすのではなく、自分以外の人でもできる仕事を見つけましょう。

減らすべき仕事
教えれば誰にでもできる仕事
専門業者やプロに依頼した方が早い仕事
事務作業や雑用など

週に1回の1人ミーティングが将来を大きく変える!

いろいろお伝えしましたが、今までの習慣をある日突然変えることは難しいですよね。まずは週に1回だけ自分の時間をつくることを意識してみてください。そして、1日の時間を「未来のため」だけに使うのです。

1日10時間、1ヶ月で40時間、年間480時間。これだけ時間があれば、経営の見直しや新しいことへのチャレンジも可能なはずです。仮に480時間を時給1000円のスタッフが対応してくれたら、年間でかかる経費は48万円(月4万円)です。

いろんな考え方があるので、必ずしもスタッフを使うという選択が正しいわけではありませんが、考え方としては「お金で時間を買い、時間でお金を稼ぐ」で大きく間違ってはいないと思います。

480時間÷24日=20日

ちなみに、480時間は20日です。海外旅行に行きたいけど行く時間がない。そんなことをよく耳にしますが、それは本当でしょうか?

個人的な話になります。僕は毎年ひとり合宿をやってます。国内ですが4,5日旅館に泊まり、これからのことをじっくり考えたりします。5日(120時間)という時間と15万円程度のお金で「未来」を作ってるわけですね。

趣味のカメラの時間もちゃんと確保しています。こちらも年間で120時間以上あると思います。単に趣味というわけではなく、仕事にも生かされることなので240時間の写真技術研修でもあります。

360時間あればこれだけのことができるわけです。

1週間に1日の自由な時間は難しいですか?

今を大切にすることはとても大事なことです。なので、労働がダメとか作業がダメとか極端な言い方をするつもりはありません。

でも、今の時間に追われる忙しい状況から抜け出して、もっと理想に近い経営をしたいなら、週に1日くらいは時間をつくってみてください。

時間だけは神様が平等に与えて下さった。
これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、
うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。
本田宗一郎

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